今まで配信したメルマガをご紹介します。

第5号 福島県浜通り地震
第4号 鳥取県中部地震
第3号 東北地方太平洋沖地震2
第2号 東北地方太平洋沖地震1
第1号 熊本地震
第0号 JISLaDの概要

検証

 Inspection

主な地震の結果等をご紹介します。









熊本地震

The Kumamoto Earthquake

地盤情報システムを用いて,20164142126分(JST)に発生した熊本地震の前震(MJMA6.5) 及び, 416125分(JST)に発生した本震(MJMA7.3)について地殻変動を算出したので結果をご 紹介します.(UTC41413時(41422JST)から41513時(41522JST)の24時間 のデータを臨時に解析しました。) 

Fig.1 本震時の水平・上下成分の変位

本震の水平・上下方向の地震時変位をFig.1に示します.水平成分の95%誤差楕円もプロットしているのですが,変動のスケールに比べて十分に小さいために,見えずらくなっています.図上の茶色の線は,国土地理院が推定した震源断層モデル(暫定) 上端の地上投影です.布田川断層北東端近くのCHOYO観測点,断層南西端の北方に位置するKUMAMOTO観測点,断層南西端の南方に位置するJOHNAN観測点,断層東方の3観測点,おおむね北方へ変位している断層北方のその他の観測点,おおむね南方に変位している断層南方のその他の観測点,これらの観測点の変位は布田川断層が右横ずれ変動をしたと考えたときの理論変位と調和的です。

 

 

Fig.2 本震時の面積ひずみ分布

 
 
本震において、それぞれ地震断層をまたがないように三角網を作り、面積ひずみを計算しました。本震のひずみ分布をFig.2に示します。阿蘇地域で70μstrain、熊本市沿岸地域で15μstrainの膨張、菊池市、益城町、西原村付近では数10μstrainの収縮が見られました。茶色で示した国土地理院が推定した震源断層モデル(暫定)の右横ずれ変動から期待される面積ひずみ分布と矛盾していませんが、一般の横ずれ断層モデルで計算される面積ひずみをきれいに示してはいません。これは観測点間隔が10km~20km程度と密度が粗いためと思われます。
 

前震の結果を含む詳細はまぐまぐから発行のメルマガ「GPS地盤変動情報」に載せてあります。
この内容は日本地球惑星科学連合 2016年大会で「地盤情報システムを用いてGEONET点から求めた熊本地震の地殻変動の解析」として5月25日、26日にポスター発表しました。
 

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